癌に罹患して、心も身体も辛い思いをしましたが
唯一救いがあるとすれば、癌になりました!というだけで周りの人がちゃんと大事(おおごと)だと認識してくれることは大きなメリットかと思います。
家族や信頼できる友達など、いろんな人に癌になったことをカミングアウトしましたが、みんな「大変だったね、事実が重すぎて受け入れられないよ」と一緒に悲しんでくれました。
私が一番ホッとしたのはみんなが大変なことだと分かってくれたことですね。
これが例えば、人間関係の悩みや精神的な病などは周りの人に大変なことだと分かってもらえないこともあります。
相手も辛い思いを抱えていた場合、「私のほうが大変よ!」と厳しい言葉を言われることもあります。
でも癌とカミングアウトしてからは、厳しい言葉を投げかけてくる人はほとんどいませんでした。
これは私にとっては救いでしたね。
かかりつけの病院では、医療スタッフさんが優しく対応してくれるし、みんな「痛いところない?」「辛いことない?」って聞いてくれます。
本当にありがたいです。
自分の辛いことを周りの人が同じように辛いと受け入れてくれる、これは最大の癒しなのだと思います。
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