パクリタキセルとドセタキセルについて調べていたらリソースほぼ不明なネットの知識ではありますが面白い話が見つかったのでご紹介します。
パクリタキセルとドセタキセルはどちらもイチイと呼ばれる植物から取れる成分で作られたタキソン系抗がん剤に分類されるお薬です。
最初に作られたのがパクリタキセル。「太平洋イチイ」という植物の樹皮から抗腫瘍活性物質が取れたのがきっかけで薬として開発され、タキソールという名前で商標登録されました。
あとから作られたのはドセタキセル。こっちもイチイ系の植物から取れる成分を使用していますが、こっちは合成化合物です。
パクリタキセルの太平洋イチイから取れる樹皮の量が少量だったため、その問題をクリアするために作ったとかなんとか。(リソース不明)
投与時の副作用に差は見られるものの、治療に対する効能や生存率などにさほど違いは見られなかったので似たようなお薬という位置づけで治療に使われているそうです。
で、ここからが問題なんですが…パクリタキセルのタキソールに対し、ドセタキセルは「タキソテール」という名前で商標登録したらしいんですよ。
こんなんいくら注意してても取り違えミスとか絶対起こると思いません!?
タキソールとタキソテールは一回に投与していい薬の上限が違うのですが、実際に取り違えによって亡くなってしまった患者さん、重症になられた患者さんもいたようです…
これはね、タキソテールで登録したやつがバカだよ!もうちょっと考えろ!
その後は薬のパッケージにパクリタキセル、ドセタキセルなどの一般名を記載するようにされたらしいですが…
病気を治療するための薬が原因で死んだらやりきれないですよね。
しかも名前的にもどっちかというと後発のドセタキセルのほうがパクリタキセル(名前パクりタキセル)やないかっていうね…
パクリタキセルはどっちかというとパクられタキセルだよ…
これ、どっかのお医者さんが飲み会の鉄板の話ネタとかにしてそうだな…
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