今回の記事はかなり暗い記事なので閲覧注意です。ご家族のことが好きで、大切に思っている方は読まないほうがいいかもしれません。
特に子供がいらっしゃる親御さんからすると胸をえぐられるような内容かと思います。
この記事を公開するのは少し悩みましたが、私の人生において必要なことだと思ったので残しておきます。
決して気持ちが落ち込んで抜け出せないから書いたのではなく、これから前向きに人生と向き合うために書きました。
親より先に亡くなることを親不孝と言いますが、私もその可能性が出てきました。
私は自分の人生がどうなろうが、自分で決めていろいろ生きてきたので多分時間がかかろうが最終的には受け入れられます。
しかし、親はそうではないよね。
よく物語でハッピーエンドとかバッドエンドとかあるけれど、日本人はハッピーエンドがいい派が圧倒的に多いらしいです。
なので日本で流行るドラマとか映画はだいたいハッピーエンドです。
水戸黄門も逃げ恥もキムタク月9ドラマも基本ハッピーエンドだよね。
物語の冒頭で目標にしてたことは叶わなくとも、ドラマのストーリーの中で得た経験を生かし、最終話のラストでは今後の人生に向けて前向きなラストで終わるのがほとんどだと思います。
終わりよければ全てよしってなれるのが日本人なのでしょう。
子供がいる親のハッピーエンドってなんでしょう。
立派な職業についてほしいとか、いい人と結婚してほしいとか、孫の顔が見たいとか細かい目標がある人はいると思います。
しかしシンプルなことを言えば、子供が大病せずに健康で過ごし、親の最期を無事に看取って、自分が亡くなったあともしっかり生きて寿命を全うしてくれるのがほとんどの親の願いではないでしょうか。
そうなんだとしたら…私の親はもうどれだけがんばってもハッピーエンドは迎えられないのかもしれません。
子供がどんな状態であろうが、生きてたまに笑ってくれさえすれば、これでよかったのかなぁと思える。
しかし、死んでしまったらこれまでのすべてを何もかも否定してしまうようになるのではないでしょうか?
多分私が死ぬ前に「今まで育ててくれてありがとう、あなた達の子供でよかったです」と言葉で伝えたとしても、ずっと自分を責め続けるのでは。
こんな若くして病気になるなんて、私達の遺伝子が悪かったんだろうか、妊娠中の生活習慣が悪かったんだろうか、もっと子供の頃に良い病院にかかっていれば、離れて暮らさずに実家で一緒に暮らして良いものを食べさせてあげたらよかった、結婚を許さなかったらよかったのか…
私がちょっと思いつく限りでもこんなにあるんですから、もっともっと後悔の気持ちがあるはずです。
そしてこの後悔の気持ちは多分答えが出ない。
ただ娘が死んだという事実があるだけ。
なんという拷問でしょうか?
私達の両親はこんな最期を迎えなきゃいけないほど悪いことをしたんでしょうか…
自分が死ぬことよりもよっぽど辛いと思うのです。
残念ながら5年後に生きている可能性は健康な人よりもかなり低くなってしまいました。
両親をこの深い闇に放り込んでしまうかもしれないのは心残りです。
私にはできるだけ治療をがんばることと定期的に元気な姿を見せることくらいしかできません。
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