がん患者の統計データの捉え方

国立がん研究センターが、年代別のがん患者の統計やなりやすいがんの部位などデータを出してくれていますが、あのデータの数値だけ見て自分の年代なら確率低いから大丈夫!って思うのって罠だよなと思います。

だって国立がん研究センターにあるデータってその1年で日本の病院に受診してがんと診断された人のデータでしかないんですもん。

当然のことながらがんと診断できるレベルまで進行が進んでても本人が気づいてないケースも多いし、その人が自主的に検診したり病院に受診してくれなければ医者も気づけない。

あのデータより患者数が増えることはあっても減ることはないので、がんと診断できるまで進行している人の数はもっと多いと考えていいと思う。

あと患者数もそうだし、患者の年代も実際はもっと若くなるはず。

私は「30~34歳代、卵巣がん患者」というカテゴリになるはずですが、もしかしたら25~29歳の時点でがんと診断できるくらいにまで進行していた可能性もある。

その時に病院に行ってがんと診断されていたら25~29歳の患者数のほうにカウントされるわけだよね。

もしがんが今年見つからなくてたまたま35歳の誕生日を迎えてから病院に行って見つかったとしたら35~39歳の枠に入るんだよね。おそらく。

真面目に検診を受けたり、なにかの自覚症状が出て病院に行ってがんがたまたま見つかった患者さんと、その年代別の統計なんだよね。

そのたまたま見つかった患者さんのデータだけ見て可能性が低いから大丈夫~っていう安心材料に使うものではないんだよってことを頭に入れておきたい。

ということを10年くらい前の私に言いたいですね~!!ほんとおバカだわ~。

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