子孫を残せないまま30代半ばで死に至る病に罹ったのは一般的に考えると不幸なことだと思います。
身内はやっぱり「こうなる前にどうにかできたんじゃないか?」と思ってしまうようです。
実際母親に私の人生の決断がよくなかったとかああすればよかったと言われました(私は母親のこういうところが嫌い)
正直癌だと診断されて間もないころは予想外のことすぎて、私は人生の選択を間違えて病気になるルートに行ってしまったんだと思いました。
でも今は違う考えです。
むしろ今の人生が一番マシなのではないかと思えます。
多分そう思えるのは夫の存在が大きいからです。
私が病気だと分かってからも責めずにいてくれました。
私が精神的におかしくなっても、体が動かなくなっても、心身ともに支えてくれました。
こんな歳で嫁の介護なんてうんざりだと思うし、離婚するのもアリだと思うのですが嫌な顔せずにやってくれます。
こんな夫と出会えた人生が間違いなんてことはないです。
多分別の世界線の私は、夫のような大切な人にも巡り合えず、自分の人生なんだったんだろう…と無念のまま闘病生活を送るのだと思います。
今生の私はそれを阻止するためにがんばって夫と出会ったんだと思います。
なので私の人生は決して間違いではありません。
自分にしてはよくやった。
病気になるのももともとそういう運命だったんでしょう。私の努力不足ではない。
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ご主人にとりましても、最良だと心から思います。
貴方とご主人様の未来が素晴らしいものでありますように
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